XAMPPのApache、PHP、データベースの設定が終わりましたので、最後に phpMyAdmin の設定を行います。
phpMyAdmin がなにかわからない人のために説明すると、これはデータベースをブラウザ上で簡単に扱うためのソフトウェアです。プログラムを始めたばかりの方はデータベースの存在価値があまりわからないと思いますが、それなりの規模のウェブサイトを作ろうと思うと、必ずデータベースは必要になります。
今、世の中で知名度のあるサイトの多くはデータベースを活用しています。
phpMyAdmin を使わない場合は、データベースの管理をコマンドプロンプト(黒い画面)でコマンドを打ちながら操作しなければならなくなります。これは本当に難易度の高い作業なので、絶対にデータベースの管理ソフトは利用した方がいいです。
ですので、最初はよくわからなくても使い方を頑張って覚えていきましょう!
phpMyAdmin(データベース管理ソフト)の設定
エクスプローラーでCドライブを開き、その中のxamppフォルダを開いてください。そしてphpMyAdminというフォルダを開いて、config.inc.php というファイルを見つけてください。
phpMyAdmin(フォルダ) > config.inc.php(ファイル)
config.inc.phpファイル
config.inc.php をメモ帳またはエディターで開きましょう。エディターで開いたら、これまでの設定と同じようにメモ帳やエディターの画面でキーボードの Ctrl(コントロールキー)+ F(エフ)を押して検索ウィンドウを開いてください。
検索ワード:$cfg[‘Servers’][$i][‘password’]
この ” 内に XAMPPの設定方法-3 データベース で入力したデータベースのパスワードを入力しましょう。上では ‘0123456a’ と書かれていますが、これはサンプルのパスワードです。同じものを入力しても正常に動作しません。
ここでパスワードを入力すると、phpMyAdmin からデータベースにログインして操作することができるようになります。
データベースをインポートする際の時間制限をなくす設定
エクスプローラーでCドライブを開き、その中のxamppフォルダを開いてください。そして以下のフォルダを順番に開いていって、config.default.php というファイルを見つけてください。
phpMyAdmin(フォルダ) > libraries(フォルダ) > config.default.php(ファイル)
config.default.php ファイル
config.default.php をメモ帳またはエディターで開きましょう。エディターで開いたら、これまでの設定と同じようにメモ帳やエディターの画面でキーボードの Ctrl(コントロールキー)+ F(エフ)を押して検索ウィンドウを開いてください。
検索ワード:$cfg[‘ExecTimeLimit’]
開発が進んでいくと大きなサイズのデータベースをインポートする必要が出てきたりするのですが、その際に時間制限に引っかかって処理が正常に完了しないことがあります。
通常は300秒(5分)でエラーが表示されてしまうのですが、この設定にすることで時間の制限がなくなり、データベースのインポート処理が完了するまでエラーが表示されなくなります。
phpMyAdmin にアクセスする
XAMPPのコントロールパネルで、MySQLと書かれている場所の右側にある Admin というボタンをクリックしてみてください。
コントロールパネルの Admin ボタン
ここをクリックすると phpMyAdmin のトップ画面に移動します。ブラウザのアドレスバーに http://localhost/phpmyadmin/ を入力して移動することもできます。
設定によって、ログイン画面がでることがあります。その場合は以下の情報を入力してください。
ユーザー名:root
パスワード: XAMPPの設定方法-3 データベースで設定したパスワード
phpMyAdmin トップ画面
ここからデータベースを操作することができます。データベースを新たに作成したり、データを入力したり、バックアップのためにデータベースをエクスポートしたり、様々な操作を行うことができます。
XAMPP の設定完了!
お疲れ様でした!
これでXAMPPの設定は終わりです。xampp > htdocs の中にフォルダを設置して開発を始めてみてください。
最後に XAMPP をアップデートする方法を紹介します。時間が経つと新しいバージョンに入れ替えたくなるので、アップデートしたくなったら、ぜひ次の記事もチェックしてみてください。
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